Sakana AIが「Namazu」プロトタイプモデルを発表
Sakana AIは、海外で開発されたLLMの偏りを修正し、日本語性能を大幅に強化した新モデル「Namazu」の3つのプロトタイプを発表しました。これらのモデルは、既存のオープンウェイトモデルにSakana AIの独自の学習後処理技術を適用したものです。
Namazu 3つのプロトタイプモデル
今回発表されたモデルは以下の通りです:
- Namazu-DeepSeek-V3.1-Terminus
- Llama-3.1-Namazu-405B
- Namazu-gpt-oss-120B
これらは既存のオープンウェイトモデルをベースに、Sakana AIの学習後処理技術により、日本語への最適化と政治的な質問への対応改善を実現しています。
政治的質問への対応が大幅改善
最大の成果として、DeepSeekをベースとしたモデルで大きな改善が見られました。元のDeepSeekベースモデルは、政治的に機微な質問に対して72%もの拒否率を示していました。しかし、Namazuの学習後処理により、この拒否率はほぼ0%に削減されています。これは、より自然で有用な応答を提供しながらも、安全性を損なわない優れたバランスを実現したことを示しています。
「Sakana Chat」サービスをベータ公開
Sakana AIは同時に、会話型AI無料サービス「Sakana Chat」もベータ版として公開しました。既に約1,000ユーザーによるベータテストを実施済みです。
Sakana Chatの主な機能:
- ウェブ検索機能
- 多言語対応(日本語・英語)
- コード生成機能
現在はまず日本国内のみでの提供となっています。
企業動向
Sakana AIは現在までに約2億円の資金調達を実施し、MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)の支援を受けています。これは、日本国内の次世代AI企業に対する大手金融機関からの注目の高さを示しています。
情報源:ITmedia、gihyo.jp、Impress Watch、GIGAZINE

