OpenAIは、専門的な知識労働向けの新モデルシリーズ「GPT-5.2」を発表した。発表では、スプレッドシート作成、プレゼン資料、コード、画像理解、長文脈、ツール利用、多段階プロジェクトでの改善が強調されている。企業にとって重要なのは、AIが単なる文章生成ではなく、実務成果物を作る共同作業者に近づいている点だ。
何が新しいのか
GPT-5.2は、OpenAIが「professional knowledge work」に重点を置いたモデルとして説明している。GDPvalでは、44職種にまたがる知識労働タスクで、GPT-5.2 Thinkingが専門家との比較で70.9%の勝ちまたは同等を示したとされる。
この評価は、営業資料、会計スプレッドシート、製造図、スケジュールなど、実務成果物に近い課題を対象にしている。企業利用では、チャットの回答精度だけでなく、提出可能なファイルや分析に近いアウトプットをどれだけ作れるかが焦点になる。
モデル | GPT-5.2 Instant / Thinking / Pro |
|---|---|
主な強化 | 知識労働、長文脈、ツール利用、コーディング、視覚理解 |
提供 | ChatGPTの有料プランから順次、APIは開発者向けに利用可能 |
日本企業への示唆
日本企業では、AI導入が議事録や要約から、営業提案、財務分析、開発支援、契約レビューの下準備へ広がっている。GPT-5.2のようなモデルは、部門ごとの業務テンプレートと組み合わせることで、現場が使える成果物を作りやすくする。
ただし、完成物に見えるほど確認がおろそかになりやすい。数字、引用、計算式、法務表現、顧客固有情報は、人間のレビューと監査ログを前提にした運用が必要だ。
注意点
ベンチマークは自社業務での性能を保証しない。まずは代表的な社内タスクを10〜20件用意し、品質、手戻り、コスト、レビュー時間を測るのが現実的だ。
参考:OpenAI公式発表

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