NVIDIAは、2026年版の「State of AI」調査を公開し、世界の3,200人超から得た回答をもとに、金融、リテール、医療、通信、製造などでのAI導入状況を示した。調査では、64%の回答者が自社でAIを積極的に使っていると答え、評価段階にある企業は28%だった。AI導入は、PoCを試す段階から、収益、コスト、生産性で成果を測る段階へ移っている。
AI導入はどこまで進んだか
NVIDIAによると、ほぼすべての業界でAIを「積極的に利用している」と答える割合が増え、評価段階の割合は低下した。地域別では北米が70%、EMEAが65%、APACが63%とされる。大企業ほど導入、ユースケース数、ROI報告が進んでいる点も示された。
目標として多かったのは、業務効率化、従業員生産性の向上、新規事業や収益機会の創出だ。これは、読者が関心を持つ企業AI、AIインフラ、エージェント導入のテーマと重なる。
回答数 | 世界で3,200人超 |
|---|---|
積極利用 | 全体で64% |
主な目標 | 業務効率化、生産性向上、新規収益機会 |
日本企業への示唆
日本企業でも、AI導入の評価指標を「利用人数」や「生成回数」だけに置くと成果が見えにくい。問い合わせ削減、分析時間短縮、商談準備時間、品質レビューの手戻りなど、業務KPIと結びつけて測る必要がある。
また、課題としてAI専門人材の不足が挙げられている。内製チームだけで完結させるより、現場担当者が小さな自動化を作れる環境と、中央のガバナンスを組み合わせる設計が現実的だ。
注意点
調査はNVIDIAによるものであり、回答者構成や業界の偏りを踏まえて読む必要がある。それでも、PoC後のROI測定が企業AIの中心論点になっていることは明確だ。
参考:NVIDIA公式ブログ


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